朝まだき

カメ虫

自宅の中の壁にカメ虫が逆さに張り付いて多分私を見ている良い人か 危ない人か食べられそうか 舐められそうかそれらが来ると明るくなったり 暗くなったりうるさかったり 笑ったり余り役に立ちそうもないのは知っている
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一本の道

行く手に何かありそうな明日に何かありそうなあの峠の先に素晴らしい光景がありそうな雨の日の先には晴天がありそうなそんか日をつないで日々を過ぎるしかし あったのは又同じ日人生の実相唯々それを越えていく出来れば誰かと超えていく遥かな人々と私を繋ぐ...
朝まだき

毛虫

春ともなれば私の村はリンゴや桜桃の花盛り畑の間をアスファルト通りも巡っています朝の通勤ラッシュの束の間に真面目そうな 着ぶくれの毛虫が行き交うタイヤのその間を身をくねらせこのアスファルト通りを通り越そうと 鉢巻巻いて額に汗して じりじりと何...
夕照り

闇の中を漂って40年唯々 3cmの円球のなせる技限りなく広い宇宙をそれだけの円球にしまおうとした矛盾が世の混沌を助長したあんなに遠くまで見えるのにこんなにも見えない内奥後ろの世界その見えない後ろの世界に私を押さえつけて離さない深い闇がある
朝まだき

昆虫

昆虫は遠くの世界から飛んでくる光り輝く無数の星々や宇宙のどこからかヨロイに身を被い戦士なる遊泳者なる彼等は狡知 叡知を秘めて時空を疾駆する時に使わされた勇者として
供養

実体

ハマグリよお前は 俺に食われて排便になってしまう美しいお前が 排泄物に美味いお前が残渣にこれは何だったのか単純すぎてしまって考える人間の頭にはいつまでも浮かばないいつまでも逃れたい実体です
夕照り

最後へ

ムダな人生格別何もなく草原を流れる雲を送り草に働く虫を見て己自身の限界を感じた時寂しき人生に解決策も無く 地によろめきそんな中 空気が非常に温かくなって最期の時を迎える準備の中に沈んだのでした
夕照り

これから

私の故郷は今桜桃の花や リンゴの花桃のピンクの花などが咲き乱れてもう何度も 何度も毎年見た景色なのに今年初めて見るような気がしてこんな景色は私の父も見たのかどうか誰かが去って初めて気付く景色が有り何かと会って 変わる景色が有りそんな移り変わ...
夕照り

若い英雄

英雄は明日を見れないその知能と その勇気とその忍耐力 体力でどんな人生も切り開くことが出来るのに宇宙の侵略者や地球のひずみへのたった一歩の前進のためにその豊かな精神を奉げなければならない人間の怠惰さが 英雄の高貴さを貶めてしまうのに運命も彼...
供養

時が気になる私にべったりまとわる最期を看取る時なのだ固定した限られたものでなく流れていくものそして見捨てていくもの存在の根源誰の時も同じでないハズ黄色い時もあれば白い時もある緑の時だけが無いのだ